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お茶とお菓子の正しい出し方とは?来客のおもてなしマナーの基本

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自宅に来客があった際に、正しいお茶出しのマナーが分からずに焦ったことはありませんか?

たとえばペットボトルのお茶やお菓子の出し方、またお盆を持ったままでいいのかなど、疑問が色々とありますよね。

今回はお茶の出し方の順番など、お茶出しのマナーを詳しくまとめます。

コーヒーや紅茶、また茶托の使い方も紹介するので、ぜひ記事を読み進めてくださいね。

目次

自宅に来客があった際の出迎え方

自宅の来客をどうお迎えするかは、第一印象を決めるとても大切な場面。

マナーをしっかりと確認して、気持ちよくお客様を出迎えましょう。

お客様への席の勧め方

まずお客様を部屋に通し、席に着く前に挨拶をすませましょう。

もしこの時に手土産を頂いた場合は、お礼を述べて両手で丁寧に受け取ります。

また挨拶が終わったら座布団や椅子を勧めますが、この時には上座を勧めるのがマナーとなっています。

和室における上座

床の間に最も近い場所。仏壇がある場合は仏壇に最も近い場所。床の間などがない部屋の場合には、入り口から最も遠い席。

洋室における上座

暖炉がある場合は、暖炉を背に座る位置が上座。ソファがある場合には、ソファが上座。二人掛け以上のソファと、一人掛けのソファがある場合、二人掛け以上のソファが上座。

引用元:Wikipedia-上座

マナーをしっかりと確認して、スムーズにお客様を案内できると良いですね。

手土産の受け取り方のマナー

お客様から手土産を頂いた時は、どのように対応したらよいのでしょうか。

ここでは手土産の受け取り方に関するマナーを紹介します。

お礼の言葉はどうする?

お客様から手土産を受け取った際のお礼では、感謝の気持ちをストレートに伝えることが大切です。

つい「わざわざすみません」「気を使わせて申し訳ございません」と言ってしまいそうになりますが、お客様はあなたの喜ぶ顔が見たいはず。

「お心遣いありがとうございます」「ありがたく頂戴いたします」「お気遣い頂きありがとうございます」なお感謝の言葉を素直に伝え、両手で丁寧に受け取ってくださいね。

手土産はどこに置く?

もらった手土産を、無造作に置きっぱなしにするのはよくありません。

受け取った手土産をぞんざいに扱っていると思われないように、丁寧に扱うことた大切です。

お客様からもらった手土産は上座側に丁寧におき、客間から下がるときに再度お礼の言葉と共に下げるのがマナー。

場合によっては、頂いた手土産を仏壇や神棚に供えることもあるようです。

手土産が花だった場合は?

手土産が花だった場合は、可能ならば早めに活けてお客様に喜んでいる気持ちを伝えると良いでしょう。

お花をすぐに飾れば喜んでいる気持ちを伝えることができますし、綺麗な花をお客様と楽しむこともできますね。

また花束を受け取る際には、利き手で茎側をしっかりと持ち、もう一方の手でお花を支えるのがマナーとされています。

お花を下向きに持たないように注意してくださいね。

手土産がお菓子だった場合は?

手土産がお菓子だった場合は「お客様と一緒に食べて良い」というのが、最近のマナーとされています。

もてなす側が茶菓子などを用意しているとは思いますが、頂き物がすぐに食べられるような物(お菓子など)であった場合は、いったん客間から下げ、皿に盛り分けてから、改めてお出ししましょう。

「お持たせで失礼ですが」「お持たせですが、おいしそうなので一緒にいただきましょう」などの言葉を添えるのを忘れずに。

「おもたせ」とは、お客様が持って来られた手土産を指す敬語です。

手土産をお茶菓子として出す時には「お持たせで失礼ですが」と一言添えるのがマナー。贈る側の喜んで欲しい気持ちと、頂いた側の嬉しい気持ちで、素敵なお茶の時間になるとよいですね。

お茶・お菓子の出し方とマナー

お茶とお菓子の準備ができたら、お盆を使って客室まで運びます。

必要がある場合には3回(2回はお手洗いのノックとされています)ノックをしてください。

そして、洋室ではサイドテーブルに、和室では下座側の畳にいったんお盆を置いてから、お客様にお出しします。

▼こちらはお茶出しマナーを分かりやすくまとめてある動画です。

基本として、「お客様から見て飲み物は右・お菓子は左」「おしぼりがある場合には右側」に置きましょう。

またお出しする際には、両手で丁寧な所作を心がけてくださいね。

飲み物が少なくなってきた、またはお出ししてから時間が経ってしまった時には、「もう一杯いかがですか」などとお声がけして差し替えます。つぎ足すのではなく、必ず新しく入れ替えるようにしましょう。

ここからはお茶出しする飲み物の種類別に、詳しくマナーを紹介します。

日本茶の出し方

基本的な日本茶の出し方では、茶碗と茶托を別々にお盆で運び、お茶を出す直前にそれらをセットして使います。

これは、運んでいる間にお茶がこぼれ、茶托を汚してしまうのを避けるためです。

  • 茶托を使ってお茶を出す
  • 冷たいお茶でも、和のお茶碗であれば茶托を使用する。
  • 茶托の木目は、お客様から見て横になるようにする。

茶托(ちゃたく)とは、茶碗の下にしく受け皿のことです。

日常生活においては、使う機会があまりないかもしれませんが、大切なお客様へは、おもてなしの意味を込めてぜひ使うとよいでしょう。

コーヒーや紅茶の出し方

コーヒーや紅茶は、お客様の右手やや奥に置くのがマナーとされています。

またケーキなどお茶菓子と出す場合は、お茶菓子を先に出し、その後でコーヒーや紅茶を右側に置いてくださいね。

  • カップの取っ手はお客様から見て右側
  • ソーサーに乗せて出す
  • スプーン/砂糖/ミルクは手前に置く

冷たいドリンクの出し方

冷たい飲み物を出す時は、水滴でテーブルが濡れてしまわないようにコースターを使うのがマナーだとされています。

また出す順番はコースターを先に置き、その上にグラスを置くようにしてください。

  • コースターやナプキンを敷く
  • ストローはグラスにさして出す
  • 袋入りのストローは手前に置く

アイスコーヒーやアイスティーなど、シロップやミルクを出す場合はグラスの右側に置くと良いでしょう。

ペットボトルのお茶出しマナー

ペットボトルでお茶出しする場合は、使い捨てできるコップを添えて出すのがマナーだとされています。

お出しする際には「ペットボトルで失礼致します」と一声添えると良いでしょう。

  • 紙コップを添えて出す
  • 紙コップは上から被せる
  • ストローも添えておく

また「コップはほこりが入らないように被せる」「直接ペットボトルに口を付けなくても良いようにストローを付ける」といった心遣いが望ましいでしょう。

ペットボトルのお茶を夏は冷たく・冬は暖かく温度調整すると、おもてなしの気持ちを伝えられそうですね。

お茶の出し方に順番はある?

お茶を出すときは、上座のお客様からというのがマナーです。

Q.打合せ中の応接室にお茶を運んだ際、出す順番マナー A.来客の上座から順番に出し、来客の後に自社の人間に出す

引用元:X-@bbusinesscom

上座のお客様から、下座のお客様へ順番にお茶を出しましょう。

もしビジネスシーンで自分の上司が含まれる場合は、その場にいるすべてのお客様にお茶を出してから出してくださいね。

お茶出しマナーQ&A

ここでは、お茶出しに関するマナーのQ&Aをまとめます。

お茶出しはお盆を持ったままでいい?

本来であれば、お盆を近くにあるテーブルに置いてから両手でお茶を出すのがマナーです。しかしお盆を置く場所がない場合は「片手で失礼します」と一声添えてから出すようにしてください。

お茶出しで後ろを通れない場合は?

お客様の後ろ側を通れない場合は、「前から失礼します」と一言添えてから出せばOKです。またお客様が話し込まれていて邪魔になると感じた場合は、軽く目礼だけして前から出しましょう。

お坊さんへのお茶の出し方は?

お坊さんへのお茶は、茶托に乗せてテーブルか畳の上にお出しします。お盆はあくまでもお茶を運ぶための道具なので、座敷の場合にお盆に乗せて畳に置くのはマナー違反だとされています。

お客様がお菓子に手を付けられない場合

「遠慮なさらずにどうぞ召し上がって下さい」と、しつこくならない程度に(3回ほど)は声掛けしましょう。

それでも手を付けられない場合は体調などの理由があるかもしれないので、それ以上は無理強いしないことが大切です。

お客様が飲み物を飲まれていない場合

お客様が飲み物を口にされない場合、冷たいものを出していたならば、温かいものを勧める(逆のパターンもあります)と良いかもしれません。どのような状況にも臨機応変に対応できるよう、数種類の飲み物を用意しておくと気が利いているでしょう。

食事の時間が近づいたら?

滞在が長くなって食事の時間にかかったときは、「一緒に食事をいかがですか」と勧めるのがマナーです。実際には準備ができていないにもかかわらず、食事をすることになった場合には、店屋物をとっても失礼にはあたりません。その場合には、汁物やお漬物など、1品で良いので何か添えられると良いですね。

まとめ

今回は、自宅に来客があった際の正しいお茶出しのマナーについて解説しました。

たとえばペットボトルのお茶やお菓子の出し方、またお盆を持ったままでいいのかなど、疑問が解決したのではないでしょうか。

他にもお茶の出し方の順番やコーヒー・ペットボトルなど、お茶出しのマナーをぜひ参考にしてください。

大切なお客様のおもてなしは、事前のマナーを確認して、自信をもって気持ちの良い対応ができるようにしておきましょう。

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