雛人形は「いつから飾るのか」「いつしまうのか」迷いますよね。
また親のお下がりでもよいか、出さないとどうなるかも気になるところです。
今回は雛人形をいつまで飾るかといった年齢や大人になったらどう処分するかなど、雛人形の取り扱いについてまとめます。
▼この記事を読んで分かること
雛人形は誰が買うのか、片付けないと婚期が遅れるのかも解説するので、ぜひ記事を読み進めてくださいね。
雛人形はいつから飾る?
一般的に、雛人形を飾るのは「立春(2月4日頃)から桃の節句(3月3日)の1週間前くらいまで」だとされています。
「鬼は外」と豆をまきながら邪気を祓う節分が、2月2日にありますね。
その頃が季節の変わり目であり、家の中の厄を祓った後となる「立春」が、雛人形を飾るよい節目と考えられているのです。
ひな人形をいつ出すかという事。立春以降の雨の日という風習?は知ってるけど長くて1ヶ月しか飾れないのがもったいない…早く出して長く飾っていたい…
引用元:X-@209lovelyminnie
さらに縁起を気にする場合は、「大安」や「友引」を選んで雛人形を飾るとよいでしょう。
雛人形はいつ出す?おすすめの日は?
雛人形をいつ出すか悩んでいる人は、ぜひ以下の表を参考にしてください。
立春より後で雛人形を出すのに縁起がよい日をまとめています。
西暦 | 雛人形を飾るのに良い日 |
2023年 | 2/4(土) 2/7(火) 2/10(金) 2/13(月) 2/16(木) 2/19(日) |
2024年 | 2/3(土) 2/6(火) 2/9(金) 2/11(日) 2/14(水) |
2025年 | 2/5(水) 2/8(土) 2/11(火) 2/14(金) 2/17(月) |
おっ!今日、大安やん雛人形を出す準備をしよう!
引用元:X-@a02m22
今日は大安雛人形を出すといいと聞いてすぐに出してみました
引用元:X-@nodoka___202112
やはり、雛人形を出すのに大安を気にする人は多いようですね。
雛人形はいつしまう?
雛人形は一般的に3月3日が終わったら早めに片づけますが、地方によっては旧暦(4月3日)まで飾るところも。
私が住んでいる地方では、ひな祭りを旧暦で祝う風習が残っていて 職場でも3月~4月3日まで ひな人形をお客さまに楽しんでもらうことができます
引用元:X-@sasana_no8
実母と4月3日にしまうか3月4日にしまうかでプチ論争してる(笑) 母の主張やと「関西は全部旧暦(4月3日)だった」らしいけど… (こっそり「時代の変化じゃね…?」と思ってる新暦(3月4日)派の私)
引用元:X-@Kanadesaaaaan
雛人形をいつしまうかに厳密な決まりはないものの、地域や年代によって考え方はさまざまあるようですね。
また雛人形をいつしまうかを決めるには、天気も重要です。
雛人形をしまう日ですが、天気がよくって空気が乾燥している日がいいそうですよ!早くしまわなくちゃーと思って湿気がある日にしまうとカビや虫食いの原因になります。
引用元:X-@studio_mario
雛人形を長期間綺麗な状態で保つには、湿気と虫は厳禁。
いつしまうか悩むかもしれませんが、何よりも優先すべきなのは天気であることを肝に銘じておきましょう。
湿気が多い日に雛人形を片付けてしまうと、カビや虫食いで雛人形が傷む原因になってしまうのですね。
いつ片付けるか迷ったら「啓蟄の日」がベスト!
雛人形をいつ片付けるか迷ったら、啓蟄(けいちつ)の日を選べば間違いありません。
啓蟄の日とは二十四節気(太陽の運行を元につくられた季節を知る目安)のなかのひとつで、3月6日ごろのことを指します。
雛人形っていつ片付けるのがいいのーー?って事で 調べてみたところ二十四節気のなかのひとつ3月6日くらいにあたる啓蟄の日(けいちつのひ)がベストだと言われてるみたい
引用元:X-@0820hisui
「啓蟄(けいちつ)」とは、地中で冬ごもりをしていた虫たちが土の扉を開け広げて出てくる季節を表しています。
すみれやれんげ草が咲き始め、春らしさが増してくる時期でもありますね。
雛人形をいつ片付けるかは啓蟄の日がよいとされていますが、それ以外の日が悪いわけではないので、あまりこだわり過ぎなないでくださいね。
雛人形はいつ買うの?
雛人形をいつ買うかは、「赤ちゃんが生まれたあと、始めて初節句を迎えるまで」に準備するのが一般的だとされています。
ただし出産が3月3日の直前になってしまう場合は慌ただしくなるため、翌年に初節句のお祝いをするケースもあるようです。
焦って無理して買うより、落ち着いてるときに探した方がよきタイミングで素敵な雛人形と出会えると思います
引用元:X-@Onenene_chan
雛人形は子供を守る役割がある大切な贈り物なので、時間の余裕をもってゆっくりと選んであげたいですね。
また雛人形を買う時は、早めに探し始めた方がよいでしょう。
人気の雛人形は早々に売り切れてしまう可能性があるので、ネットや店頭に雛人形がで始めたらチェックすることをおすすめします。
雛人形買うときも、1月末に店に行ったら、良いのは年内に売れちゃうんですよ〜、って言われたっけ。
引用元:X-@xxx_asami_xxx
まだ12月なのに、雛人形って売り切れるのね。みんなめちゃくちゃ早く行動するんだね…発売は11月からみたいだから、狙ってる人はすぐに買う感じなのか。
引用元:X-@BNpxz
雛人形メーカーでは、一般的に9月~11月に新作を発表する傾向にあるようです。
ネットや店頭の雛人形のラインナップが最も充実するタイミングは、11月~12月だと考えられますよ。
雛人形はどこで買う?
雛人形をどこで買うかは、店舗とネットが主流となっているようです。
ここではそれぞれのメリットとデメリットについて、体験談と共に紹介します。
店頭で買う
雛人形を店頭で買うメリットは、実物を見られることだといえるでしょう。
ネットでは分かりにくい細かな表情まで確認できるので、安心して買えますね。
個人店で買った雛人形。 18年経っても色あせない。 とにかく顔がいい。 雛人形も十人形十色で顔つきが違う。 四軒ほど回ってわかった。
引用元:X-@intenseorenge
この人は何軒も店を回って、納得した雛人形を見つけられたようですね。
18年立っても色あせず、顔が素晴らしくよいそうです。
ただし、店が混んでいたり時間の制約があったりして、じっくりと比較検討しながら雛人形を選ぶのが難しい場合もありそうです。
ネットで買う
ネットで雛人形を買うメリットは、バラエティー豊かな商品をゆっくりと比較検討しながら購入できることです。
購入を希望する雛人形の雰囲気を時間をかけて検索したり、似たような雛人形の価格を比較できるのはとても便利。
雛人形を買った。三連休、ベビーザラス、イオン、岩槻にも足をのばしたが、そこそこで納得できるものがなくて、結局楽天で探した。
引用元:X-@tnrfamily
この人はいくつかの店舗を回ってみたけれど気にいる雛人形が見つからず、結局はネットで探したとのこと。
ネットではバラエティー豊かな種類の雛人形を一度に見られるのが便利ですね。
ただし、実物を見ずに雛人形を買うのは不安という声もあり、ネットと店舗のどちらがよいかはそれぞれの事情にもよるようです。
今どきのコンパクトな雛人形とは?
雛人形の魅力はその華やかさや伝統的な装飾ですが、最近ではスペースを気にせずに飾れるコンパクトな雛人形が人気です。
ここでは今どきのコンパクトな雛人形を、いくつか紹介します。
コンパクトでモダンな雛人形
モダンな雛人形は、伝統的な要素を取り入れながらもシンプルかつスタイリッシュなデザインが特徴です。
現代的な色使いや細かい装飾が施されており、お部屋の中で目を引く存在になることでしょう。
- スタイリッシュな木製飾り棚!
- 和室にも洋室にもなじむデザイン!
- 現代のインテリアに似合うスタイル!
シンプルな雛人形を探していたところ、木の台座と白の屏風と本当に思い描いていた様な雛人形を見つける方ができました!届いて箱を開くと木の良い香りがしました。
引用元:【楽天市場】uyuni0726さん
コンパクトなサイズなので収納に困らず、限られたスペースでも飾れるのが嬉しいですね。
コンパクトでかわいい雛人形
コンパクトでかわいい雛人形は、愛らしい色使いが特徴です。
小さなサイズながらも細かな装飾が施されており、見る人の心を和ませます。
- ケースや着物の色が可愛い!
- コンパクトで飾る場所を選ばない!
- オルゴールや被布着もセット!
とても可愛くて満足です!お値段もお手頃なのに他のどの値段の高いお雛様より可愛くて気に入っています♪
引用元:【楽天市場】はるたかはるさん
前面にアクリルの扉が付いているので、ペットや小さな子供がいるご家庭でも安心して飾れます。
コンパクトでおしゃれな雛人形
おしゃれな雛人形は、洗練された色使いが魅力です。
伝統的な要素を取り入れながらも、他のインテリアとの調和を大切にしています。
- おしゃれな色遣いの着物は西陣織!
- おしゃれな部屋に合うニュアンスカラー!
- 木の台座が北欧インテリアにも馴染む!
初節句のため、購入しました。雛人形を色々見たのですが、しっくりこず、こちらの雛人形を見た時から、一目惚れでした。商品届き、想像以上で、とても丁寧な作りで、大満足です
引用元:【楽天市場】sirotama2616さん
現代的なインテリアに調和するおしゃれなデザインが嬉しいですね。
雛人形は誰が買う?
雛人形を誰が買うのかについて、一般的には子供が生まれたときに母方の親から贈られることが多いとされています。
しかし、関東地方や関西地方、九州地方など、地域によっては異なる習慣があるようです。
関東では雛人形は誰が買う?
関東では、妻の実家側が雛人形を買うことが一般的だとされています。
ただし、婿養子に入っている場合は夫側の実家が買うとされているようです。
また男の子だった場合、五月人形は夫側の実家が買うことが多いようですね。
関西では雛人形は誰が買う?
関西地方では、母親側の実家が雛人形を買うことが多いようです。
また生まれたのが男のj子だった場合、五月人形も妻の実家が買う傾向にあるようです。
九州では雛人形は誰が買う?
九州地方では、妻側の実家が雛人形を買うとされています。
男の子だった場合の五月人形も、妻側の実家が準備する傾向にありますよ。
雛人形に関しては、どの地域でも妻側の実家が雛人形を買うことが多いようですね。ただし五月人形の場合は、地域によって違いがあるようです。
雛人形はいつまで?飾るのをやめる年齢は?
子供が何歳になったら雛人形をやめるのか、いつまで飾るのかは人によってそれぞれ異なります。
いつまで雛人形を飾るのか?アンケート結果で特に多かった回答は、以下の通りです。
- 年齢に関係なく飾り続ける
- 娘が結婚するまで飾る
- 娘が小学校卒業まで飾る
雛人形には、「女雛のような素敵な女性に育ち、幸せな人生になるように」との願いがこめられています。
そのため、一般的には娘が良い伴侶に恵まれて新たな人生をスタートさせる結婚を区切りとして雛人形を飾るのをやめる考え方があるようです。
雛人形はいつまで飾る? Web投票の50%が「年齢に関係なくいつまでも」だったのでちょっと嬉しい. たとえ娘が旅立ってもいつまでも我が家に飾り続けたい. まだまだ先の話だけど
引用元:X-@DaddyYusuke
しかし雛人形をいつまで飾るか、年齢に厳密な決まりはなく、たとえばおばあちゃんになっても大事に飾り続けている方もいます。
雛人形を何歳になるまで飾るかは決まっていないので、あえて区切りを付けずにずっと大切に飾り続ける場合もあるのですね。
大人になったら雛人形はどう処分する?
大人になったら雛人形をどう処分するか、気になる方も多いでしょう。
特に雛人形をいつまで飾るか決まりはないものの、娘が巣立ってしまうと雛人形を出さなくなる家庭も多いはず。
ここでは雛人形の処分方法について、詳しく紹介します。
雛人形を自分でリサイズする
立派な雛人形を買った場合、引っ越しなどで飾る場所に困ることもあるでしょう。
雛人形リサイズしたいけど、神戸でやってくれる所ないかな
実家から持って来たけど、大きいし、床の間とかなくて飾る所ない
引用元:X-@satori0620
そんな時は雛人形をリサイズしてコンパクトに整えるのがおすすめです。
雛人形のリサイズは繊細な作業となるため、自分では行わない方が無難です。不安な場合は専門の業者に相談するとよいでしょう。
雛人形を神社で処分する
雛人形を手放したい場合、神社での処分も一つの方法です。
雛人形の桐の箱。夫が処分してくれます。あとはお人形達。近くの神社に供養を依頼するのですが先延ばしになっています。さすがにポイッと手放せない何かがあります
引用元:X-@yuuuyuuu61
雛人形は・・・持ち主の災厄などの身代わりの形代だったと思います。うちは神社に奉納して処分しました(代金掛かったけど)
引用元:X-@8330tw
探せば雛人形の供養を行っている神社はあり、神職が適切に処分してくれますよ。
心を込めて供養してもらえるので、特別な思い入れのある雛人形を手放す場合には、神社での処分を検討してみてください。
▼雛人形の供養・処分ができる神社
- 明治神宮(東京都)
- 西照寺(大阪府)
- 上野天満宮(愛知県)
- 隣華院(京都府)
- 鳥飼八幡宮(福岡県)
- 大山神社(広島県)
- 大本山成田山仙台分院(宮城県)
それぞれの神社で人形供養の申し込み方法が異なるので、事前に公式HPで確認してくださいね。
雛人形を無料で処分する
雛人形を無料で処分するなら、フリマアプリやネットオークションを利用する方法があります。
新しいオーナーに譲ることで大切にされる機会がありますし、処分費用もかからないのでおすすめです。
ただし、梱包や発送手続きなどが必要となるため、手間がかかることもあります。
雛人形を寄付する
雛人形が不要になった場合、必要としている人に寄付するのも無料で処分する方法の一つです。
自治体や施設では雛人形の寄付募集をしている場合があるようです。
▼雛人形の寄付を募集しているところ
- 鴻巣びっくりひな祭り(埼玉県)
- かつうらビッグひな祭り(千葉県)
団体によって寄付募集の条件が異なる場合があるため、必ず事前に問い合わせて確認してくださいね。
雛人形にまつわるQ&A
ここでは、雛人形にまつわるさまざまな疑問に答えます。
まとめ
今回は、雛人形の扱い方について紹介しました。
雛人形をいつ出すのか、いつしまうのか、娘が何歳になるまで飾るのかが分かったことでしょう。
また今どき人気のコンパクトな雛人形や、誰が雛人形を買うのかも説明しました。
そして「雛人形は親のお下がりでもいいのか」「雛人形を出さないとどうなるか」「雛人形を片付けないと婚期が怒れるのか」といった疑問にも答えているので、参考になったことと思います。
大切な娘のための雛人形をどのように扱うのか、ぜひ参考にしてください。