生活の知恵

不要になったぬいぐるみの処分方法とは?寄付や供養など

大切にしていたぬいぐるみも、いつかは不要になる時が訪れます。その時にどうやって処分したら良いのか?実は「処分する」より「ぬいぐるみを手放すための気持ちの整理」の方が難しかったりしますよね。今回はそんな気持ちに寄り添う形で、処分の仕方をまとめます。

ぬいぐるみが不要になってしまったら

数が増えて収納に困ったり、傷んでしまったりしてどうしても処分しなければならない時がやってきます。でもぬいぐるみにはたくさんの「思い出」や「気持ち」が込もっていて愛着もわきますし、何だか捨ててしまうのは可哀そうで踏ん切りがつかないですよね。

以前に粗大ごみを最終処理場までもって行ったとき、毛布や布団、カーペットが山積みに捨てられている中に大きなクマのぬいぐるみがぽつんと捨てられているのを見かけたことがあります。自分が捨てた訳でもないのに胸が痛んだのを覚えています。

やむを得ず処分する場合であっても、普通のごみと同じように出してしまうのは気が引けますね。今までのぬいぐるみへの感謝を込めて、良い形でのお別れとなるよう処分方法にも気を配りたいものです。

ぬいぐるみを処分する方法5つ

可燃物として捨てる

ぬいぐるみは「可燃物」として扱われます。でも他のごみと一緒に捨ててしまうのではなく、最後まできちんと手間をかけて丁寧に扱い、心残りのないお別れをしましょう。

まずは汚れや乱れを整えて綺麗にしたぬいぐるみを白い布や紙でくるみます。次に「これまでありがとう」の感謝の気持ちを込めて塩でお清めをします。あとは他のごみとは区別した袋に入れて捨てれば大丈夫。後々の思い出になるよう写真を撮っておくなどするのも良いでしょう。

供養する

「どうしてもごみとして捨てられない」という場合、お寺や神社の中にはぬいぐるみを供養してくれる所があります。多少の費用はかかりますが、お願いするのも良いでしょう。

日本には古くから「全てのものには神が宿り思いがこもる」という考えがありますよね。ずっと大切にして心のこもったぬいぐるみを処分しづらいと感じるのは、日本人として当然なのかもしれません。

神社やお寺には人形供養を行ってくれるところがありますので、問い合わせをしてみましょう。直接持ち込みや、場合によっては郵送を受け付けてくれるところもあります。

金額がかかるのが唯一のデメリットではありますが、雑に扱われることもなく、お経をあげお焚き上げをしてもらえますので処分する場合に一番心残りがない方法かもしれません。

「教えてお寺・神社さん」というサイトで、全国の人形供養場所を探せます。

寄付をする

ずっと大切にしてきたけれど、諸事情で不要になってしまったぬいぐるみ。もし代わりにこの先も大切にしてくれる人がいたらぜひ譲りたい。そんな思いを形にする活動をしている団体があるのを知っていますか?途上国を中心に、国内の保育所や障害児施設などへもぬいぐるみを寄付しています。

ほとんどの団体では「団体へぬいぐるみを送る送料」が費用としてかかりますが、ぬいぐるみを大切にしてくれる次の持ち主さんとの出会いの為だと思うと、利用する価値は大いにありますね。特に途上国の子どもたちはぬいぐるみが大好きで、大変ありがたがられ大事にしてくれます。

〇ぬいぐるみの寄付・リユースを行う団体〇
「ワールドギフト」「国際子供友好協会」「エコトレーディング」「セカンドライフ」などがあります。

まとめ

愛着のあるぬいぐるみとのお別れはとても寂しいものですが、今回ご紹介した選択肢の中で、心残りがないお別れの方法が見つかると良いですね。

どの方法を選んだ場合にも「これまでありがとう」の気持ちをたくさん込めて、綺麗にしてお別れをしてあげましょう。