お盆や正月など、夫の実家への帰省は何かと心配事が多いですよね。
更に親戚などが集まる機会だと、あれこれ気を遣うだけでぐったりという方も多いのではないでしょうか?
今回は義理実家や親戚の方々との人間関係のコツやマナーについてまとめます。
手土産を事前に用意しておこう

予算や手土産の数はどのくらい?
義理の実家に限らず、帰省の際には手土産を持参するのがマナー。
お盆や正月、さらに帰省のタイミングで法事なども重なると、顔を合わせる親戚の方々も増えるでしょう。
可能であれば事前にどのような方々が集まるのか確認をしておき、各ご家庭にそれぞれ手土産を用意しておくと良いですね。
人付き合いが多くお客様の出入りがある実家であれば、予備として多めに持参を。
予算としては¥2000~¥5000程が一般的。
どのような物が喜ばれる?
贈る相手の好みに合わせ準備をしましょう。
付き合いが浅く好みが分からない場合は、お菓子や佃煮など日持ちがよく皆で食べられる無難なものが適しています。
下記にまとめた例の他に、夕食の一品になるようなおいしいお惣菜や、夕飯あとのデザートになるような果物などを手土産にすれば、お母様も少し楽ができますし、その日の内にみんなで食べられますのでおススメです。
- 日持ちのよいお菓子
- 流行りのスイーツや有名店のお菓子
- 果物
- ワインやビールなどの酒類
- お酒のつまみになるような食べ物
- (お正月)お花のアレンジ
- (お正月)お年玉(ポチ袋は多めに)
積極的に手伝いをしよう

声掛けの工夫とは?
勝手の分からない夫の実家でのお手伝い。「何もしなくていいから」「座っててね」と言われることが多いのでは?
でもそれを鵜呑みにしてお客様でいるのはマナー違反。
では、どのように声掛けをすると良いのでしょう?
家事のやり方はそれぞれの家庭で異なりますので、いきなり台所へ入られることを快く思わない方もいるかもしれません。
まずは「何かお手伝いさせて下さい」と頼み、「どのようにすれば良いでしょうか?」と重ねて具体的に指示を仰ぐようにすれば、相手もお手伝いを頼みやすくなります。
準備しておくと良いもの
お姑さんによっては「本当に何もしなくていいわよ」と言われる場合があるかもしれません。
しつこくならないように、タイミングを変えながら3回くらいは手伝いを申し出たいもの。
また結果としてお手伝いするに至らなくても、エプロンは持参しておくと良いですね。少なくとも「お手伝いするつもりで準備をしていました」というこちら側の気持ちが伝わります。
持っていて悪く思われることはないアイテムですので、是非。
人間関係のコツ

子どもはまだ?と聞かれたら?
回りの人々は全く悪意の無い雑談として「お子さんは?」と尋ねますが、それを毎回受け止めるお嫁さんの方は少々疲れてしまいますね。
特にこちらから話を広げる必要はありませんが、末永いお付き合いになる親戚の方々です。常に角が立たない返しを心がけます。
にっこり笑顔で「ご心配ありがとうございます」「そろそろ欲しいんですけどね」「コウノトリがまだ来なくて」など、サラリとかわしておきましょう。
根ほり葉ほりしつこく聞かれたら、お手洗いに立つとか、他の用事を上手く見つけて席を離れればOK。
同世代の親戚への言葉使いはどうしたら良い?
普段頻繁に会うわけではないので、いきなりフランクな話し方はなかなかできませんよね。基本は「です・ます」で丁寧に。
ただ同世代ですし、今後もお付き合いの続く親戚ですので、話をする機会が増え、親しくなっていく中で自然な距離感で話せるようになると良いでしょう。
帰り際に引き留められたら?
「主人が明日は仕事なので」「帰りに用事がありまして」など、にこやかに相手を気遣いながら上手に断って帰る様にしましょう。
自宅に帰ったらお礼をした方がよい?
まず自宅についたら「無事に帰宅しました」と電話で連絡をしましょう。きっと心配されていると思います。
後日あらためて、お世話になったお礼や感謝の気持ちを込めてはがきや手紙を出すとなお丁寧で良いですね。
訪問後3日以内に出すのがマナーとされています。
帰省の時に滞在費・食費は渡すべき?

夫の実家なので気を遣う気持ちは分かりますが、義理実家も家族ですので、現金を渡すのは他人行儀だと思われてしまうかも。
数日の滞在であれば手土産を持参するのみで十分だと思います。
それでもやっぱり気になるという方は、滞在中に外食する機会があれば、その時の会計を持つと自然な形となって良いでしょう。
もしお子様を連れて長期間滞在した場合などであれば、外食にお誘いする回数を増やしてみたり、または滞在のお礼として商品券などを渡すのも良いかもしれませんね。